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海外在住!英会話サロン運営!予防医療コミュニティ!異色の経歴のスーパー美容師「Hase」氏にインタビュー!

ニュージーランドで美容師をする傍ら、美容師特化英会話オンラインサロン『Hase English』を運営、さらには予防医療『Faview』のサポート(美容師に予防医療に知識を身につけるコミュニティ主催)など、多岐に渡って活躍するHase(ヘイス)氏。そんな彼が海外への移住を決めた理由は「家族との時間を大事にするため」でした。予防医療の広めるためのキーは若者たちにあり?美容師特化英会話サロン『Hase English』とは何か?見どころ満載のインタビューです。

まず気になるのは『Faview』というサービスです。これはどういうサービスなのでしょうか?

簡単に説明すると、美容師さんとお客さんをマッチングさせるサービスです。これまでのマッチングサービスはお客さんが美容師さんを探すものがほとんどでしたので、お客さんが自分にフィットする美容師さんとなかなか巡り合えずに転々としてしまう問題がありました。その問題を解決するサービスです。

加えて、医療機関との連携も『Faview』の1つの側面です。全国の美容師さんに集まっている情報をうまく集めて、予防医療に役立てるというものです。

美容師さんのように、お客さんと定期的に会って話せる職業ってなかなか無いんです。美容師さんはお客さんのコンディション(髪や精神状態)を定期的にチェックできるのですが、それは予防医学の観点では定点観測ができているということになります。

これは凄く重要なことでして、もし美容師さんがお客さんの状況をチェックして、カルテとして残すことができれば、医療機関と連携できるんじゃないかと考えています。美容師さんの持っている情報をお医者さんにシェアすることで「健康や医療についての重要な役割を美容師さんが担っていこうよ」という取り組みです。

確かに美容師さんは店舗を跨いだ横のつながりも少ないですし、蓄積した知識がなかなか共有されていない印象です。

おっしゃるとおりです。そんな貴重な知識が共有されていないのは、あまりにも勿体ないという気持ちがありました。似たようなことを何度かトライされている企業さんがあるのですが、やはり美容業界全体の興味がデザインに向いているので、連携がなかなか難しい状況ですね。

ただ私はその文化を内側から変えていこうと思い、美容師側にも予防医療のコミュニティを作って啓蒙しています。

この『Faview』において、Haseさんの役割は何でしょうか?

この事業の事業主がコンサルティング業界出身なので、美容業界に精通してはいるのですが、現役の美容師というではありません。一方、私は現役の美容師なので、予防医療を広める際に、美容師側に寄り添える存在として、運営のお手伝いをしています。。

具体的には、オンラインでのコミュニティをslackで運営していまして、美容師が予防医療にどのような形で関われるのかを座談会したり、ニュースや技術をシェアしたりして情報交換をしています。そのコミュニティの主催をやらせて頂いています。

そのコミュニティは予防医療を伝えていく役割があると思うのですが、実はこのメディアも美容寿命という考え方を伝えていくメディアです。予防医療と美容寿命という近い概念を啓蒙する活動をされているとのことで、とても親近感が湧きました。

そうですよね!私もこのメディアを拝見していて、美容寿命というトピックスが予防医療に近いものがあると感じていました。

「予防医療」も「美容寿命」と同じく、その重要性を伝えていくのが難しい言葉だと思いますがHaseさんはどのような伝え方をしていますか?

難しさについてとても共感します。こういった言葉は全く新しい概念なので、受け手のリテラシーも必要です。でもすごく重要な概念ですし、今すぐに取り組んでいく必要のあるものだと捉えています。少しずつ伝えていくしかないと思っています。

どのような伝え方をしていくべきでしょうか?

こういった概念は年齢によって食いつきが違う傾向にあります。30代40代になってくると、少しずつ予防美容のリテラシーがついてくるのですが、若い方に広まっていかないのが課題だと思っています。やはり若い方に知ってもらわない駄目だと思います。
若い人たちに伝わるとSNSでの拡散力もあって広まりやすくなります。また若い人達の中には大きな影響力を持っている人たちもいます。

どうしてそのように考えるかといますと、実は私は予防医療をITで管理する仕事として、マーケティングに近いことをやっていたのですが、20代にリーチさせることを取り組んだ結果、すごく広がったんです。その経験から、広げることを考えた場合、若い人に伝えるのが重要だと実感したんです。Z世代を中心とした若い人たちは、テクノロジーを使いこなすのも上手く、情報リテラシーも高いので、新しいツールやアプリは若い人から広がっていくという統計がありました。実際、その時にリリースしたヘルスケア系のアプリについても、20代にフォーカスしたら100万DLに到達したんです。

なるほど!もともとIT企業でマーケティングをされていたので、現在でもマーケ目線の思考をよくされているということなんですね。

正確にはマーケティング部門にいたわけでは無かったのですが、マーケティング分野の方々と一緒にお仕事させていただくことが多かったですね。3年ほど前になりますが一時期、美容師の仕事を週末だけの週2日に減らして、平日は前述したようなIT系の仕事をしていたんです。

それはまた、何故でしょうか?

18歳から美容師をしていたんですが、スタイリストになって数年経った辺りで、この仕事だけでずっと働き続けられるイメージが湧かなかったんです。丁度そのころ、もともと体を鍛えるのが好きだったというのもあって、ダイエットという概念を世の中に広めたいと思ったんです。

美容師ってお客さんの外側を美しくする職業ですが、私自身は心の中で「でも、本当の美容って内側からだよなぁ」と思っていたので、25歳のころに美容師をやりながらパーソナルトレーナーの資格を取ったんです。資格保持者であれば、ちゃんとした形でお客さんに伝えられると思いました。ただ、資格を持っていても、現場で働いていないとお客さんの体のことは分からないと考えるようになり、現場で働きたい気持ちが強まったタイミングで、前述したヘルスケア系のITベンチャーの社長さんと出会って「パーソナルトレーナーになりたいなら、うちの会社でパーソナルトレーニングをオープンするから、そこに入りなよ!」と言っていただけたのがきっかけだったんです。

そこからは美容師とパーソナルトレーナーをやりつつ、ヘルスケア部門で仕事をする中でマーケティング部門とコラボして、ヘルスケアアプリを周知させるプロジェクトを進めていくことになりましたね。あとは、ヘアメイクの仕事をしてテレビ系や芸能系に近い仕事もしておりました。だからなんというか、ぼく経歴がぐちゃぐちゃなんです(笑)。

(笑)。日本での活動だけでも、様々なことをされていて驚きですが、何よりも気になるのは、現在はニュージーランドにおられるってことです。

はい。ニュージーランドに来て3年ですね。ニュージーランドに移住しようと思った理由は3つありまして。1つ目は子育て。2つ目は英語のスキル。3つ目は環境を変えたかったんです。

子育てについては、私はいま子供が2人いるのですが、私が週7日でハードワークをしていて、家に帰ってくるのが毎日、夜の12時を超えてたんです。どれだけ働いてお金を稼いだとしても、子供の顔すらも見ることが出来ない人生って、自分の中で納得できなかったんです。どんなに自分が凄いことをやっていても、それは親としての立ち位置じゃないなと感じました。

英語に関しては、ヘアメイクの仕事をやっていたころに、イギリスやドイツに行く機会が多く、そこで英語を使う機会がありました。当時は全く喋れなかったのですが、もともと英語が好きではあったので、もっと英語を喋りたいという想いを実現するために奥さんにお願いしてニュージーランドで美容師の仕事をみつけて、移住しました。

そこで移住についてきてくださった奥さまのご判断も凄いですね(笑)

はい(笑)それはよく言われます。(妻には)本当に感謝しています。

奥さんも「HASEさんなら大丈夫!」と信頼されていたのを感じます。

そうかもしれません(笑)。僕自身はどこでも生きていけるタイプではあるのですが、(妻も)「海外いくの?楽しいんじゃない?」という形で背中を押してくれたのは本当に心強かったです。本当に頭があがりません。

3つ目の環境については、当時は仕事の関係上、テレビや芸能関係の方々が周りに多かったのですが。ちょっと周囲の方々と金銭感覚が合わないという感覚でした。教育に関しても、お受験するのが当たり前みたいな風潮があったので、もっと伸び伸びと生きたいなと思いまして、ここじゃないところ行きたいという気持ちが芽生えてきましたね。そういう観点でも、ニュージーランドは過ごしやすい国ですね。

ニュージーランドのどんなところが良いですか?

教育でいいますと、学校にはテストも無くて他と比較されることがないので、自分にフォーカスされるので自己肯定感が高まりますね。高校も大学も試験がないんですよね。ただ大学は入ってからが大変なので、やるならしっかりと勉強する。

海外の大学は入るのは簡単だけど卒業するのは難しいと聞きます。聞いた話では半分ぐらいの生徒さんが留年されるらしいですね。

本当にそうなんですよ!この違いは結構面白いです。

教育だけでなく、美容に対する考え方もニュージーランドと日本では異なりますか?

運動リテラシーは日本よりも高いと思います。皆さんジムに行ってらっしゃいます。でも肥満大国なんですよ(笑)。なんでなんでしょう。

食文化の違いでしょうか?

おそらくそうですね。一方ではヴィーガンの方も多くて、オーガニックのリテラシーもとても高いですね。自然なものを好む傾向にある気がします。

現在はニュージーランドで美容師として働いているとのことですが、日本とニュージーランドの美容室の違いは何か感じますか?

日本の美容師はゴージャスで特別な場所という印象が強いですが、ニュージーランドの美容室は内装もシンプルですし、接客もフレンドリーな感じです。日本の美容室は本当に丁寧な接客をするじゃないですか。そういう丁寧な接客はニュージーランドでは全くないですね。その他、マッサージにせよ何にせよ、サービスクオリティは日本の方が圧倒的に高いですね。

それの差は何が原因なのでしょうか?日本の方が競争率が高いからでしょうか?

おっしゃるとおりだと思います。ニュージーランドに来てみて分かりましたが、日本人って重宝されるんです。競争率の高い日本で活躍できていない美容師さんも海外に飛び出すことで活躍のチャンスが得られると思います。

何だか日本の技術を持った美容師さんが海外に行く大活躍できるようなイメージが湧いてきました。ただ美容師さんが海外で働く上で問題となるのが言語の壁だと思いますが、ここで出てくるのがHaseさんの運営する『Hase English』(美容師特化英会話オンラインサロン)です。美容師さんの海外進出をサポートする意味合いも強いサロンかと思いますが、ここでは具体的にどのような英会話を学べるのでしょうか?

美容師さんに特化しているので、美容室の現場で使えるフレーズを学べるサロンにしています。ただあくまでそれは1つの側面であって、英語への苦手意識を取っ払いたいという想いがあります。英語は続けてさえいれば絶対に身につくものなので、英語習得にハードルの高さを感じて欲しくないんです。

Haseさんが実際に現場で使われている実践的な英会話が学べると思うと、とても贅沢なサロンですね。

そうですね。日常会話だけでなく、文法の基礎を学べるスレッドもあります。少しずつ学んでいき、2年後に英語を使えるようになり、最終的には自分自身に「美容師の技術がある」だけでなく「英語ができる」というタグをつけてもらいたいと思っています。

英語自体の恐怖心がなくなることを目指しています。あと日本語って敬語があるので上下関係が決まってしまうのですが、英語って敬語という概念が無いんです。そういった敬語の無いコミュニケーション文化というものも体験して、自身の接客に活かしてほしいなと思いますね。特に日本は美容師が多いので、これからの美容師は自分のスキルを組み合わせたり、特化させたりして、いかに突き抜けるかが重要になってきていると考えています。

予防医療と美容寿命に関する見解や海外に関するエピソードなど、本日は貴重なお話をたくさんありがとうございました!

※HaseさんのInstagram(ニュージーランドでの写真)

HaseさんのSNS情報

Instagram:https://www.instagram.com/HASE__NZ/
Twitter:https://twitter.com/tatsushiNZ
note:https://note.com/hasenztatsushi/

※画像元:Faview公式サイト(http://faview.jp/

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