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サプリメントっていつ飲むのが理想なの?

健康を意識してサプリメントを飲み始めたけれど「いつ飲むのが最適なの?」と思って疑問になったことはありませんか。サプリメントのパッケージにはタイミングの指定がされていないので、どのタイミングで飲むのか迷ってしまいます。今回はそんなサプリメントを飲む最適な時間や注意点などを解説します。

サプリメントを飲むタイミングを示すことはできない

まずは大事なお話です。サプリメントは原則「食品」の一種です。そのため、薬のように服用するタイミングを「食前」「食後」などのように指定をすることが法律で禁止されているのです。

少し難しい話になってしまうのですが、サプリメントを飲むタイミングを指定できない理由としては、薬との区別を明確にするためというのがあります。これは「サプリメントを飲めば病気が治る」など、消費者の過度な期待を煽ってしまい、それによって本来受けられるはずの治療が受けられず、体調が悪化するなどの不利益を防ぐためです。

実際、病院で治療を受けるよりも「これを飲めば良くなる!」という楽な方に流されてしまうのが人間です。その心理を逆手にとって、サプリメントが悪質なお金儲けに利用されたことがあったのも事実です。

サプリメントはあくまでも、栄養を補助する役割のものであることをしっかりと理解し、食事のバランスを整えるようにしましょう。とはいえ、サプリメントの栄養成分を一番効率よく吸収するタイミングはあります。そこで、今回はあくまで効率的に吸収できるという観点で、サプリメントを飲む時のおすすめのタイミングについて解説をしていきます。

サプリメントの成分によって、おすすめのタイミングはある

基本的にサプリメントはいつ飲んでも良いとされています。自分の好きなタイミングで、忘れないように時間を決めて飲むなどの飲み方でOKでしょう。しかし、実際にはサプリメントの内容によって、吸収の良いタイミングというのもあります。ここではサプリメントのタイプによって、おすすめの「飲むタイミング」をご紹介します。

サプリメントのタイプは、大きく分けて3つあります。油分と相性の良い「脂溶性」と水と相性の良い「水溶性」、そして「アルカリ性」です。

脂溶性のサプリメント

脂溶性のサプリメントは油分と相性が良いため、食後に飲むのがおすすめです。食事で摂った脂性のものと一緒にとることで吸収がよくなります。脂溶性のサプリメントはビタミンEやリコペンなどです。

水溶性のサプリメント

水溶性のサプリメントは文字通り、水に溶けやすい性質を持っています。吸収がよく体外に排出されるのも早いので、毎食後に飲むという摂り方の方が、間隔が空きすぎないためおすすめです。水溶性のサプリメントはビタミンB群やビタミンCなどです。

アルカリ性のサプリメント

アルカリ性のサプリメントの場合、食後すぐの摂取では胃酸を中和させ、消化がしにくくなってしまうことがあります。そのため、食後2~3時間あけるのがおすすめとされています。アルカリ性のサプリメントは、カルシウムやマグネシウムなどです。

サプリメントはどの飲み物と飲むのが良い?

サプリメントを飲むとき、飲みやすくするために、お水と一緒に飲みますよね。この時「どんな飲み物が良いのか?」「コーヒーやジュースと飲んでも大丈夫なのか?」と疑問を感じることがありませんか。

基本的にサプリメントは食品なので、もちろんどんな飲み物で飲んでも良いのですが、飲み物によってはせっかく摂った栄養の吸収を阻害してしまうことがあります。そこでおすすめなのは、水かぬるま湯で飲むことです。

また、水道水は塩素が含まれるためビタミンを破壊すると言われています。サプリメントの吸収を妨げる心配がないため、塩素が含まれないミネラルウォーターなどで飲むのが良いですね。

サプリメントは続けないと損!?

サプリメントは食品なので、薬のように飲んですぐに効果が表れたりはしません。そこですぐに「これは飲んでも意味がない」と判断してやめてしまうのはいささかもったいないといえます。食生活を改善して、体の調子が良いと感じるのにも時間がかかりますよね。サプリメントも同様で体の巡り、代謝のサイクルなどを考慮して3ヵ月ほどは飲み続けることをおすすめします。

現代を生きる私たちは、野菜などの摂取量が少なくなりがちでビタミンやミネラルが不足しています。こうした栄養素をサプリメントで補うことは、健康を維持するために是非続けていきたい習慣です。サプリメントを飲み続けることで、少しずつ体調が整い健康を維持するのに役立つことでしょう。

さいごに

サプリメントは服用している薬などがある場合、必ずかかりつけの医師に確認を取る必要があります。また、体に良いからといって摂取しすぎると、内容によっては健康被害が出ることもありますので、メーカー指定の一日の目安量は超えないように注意しましょう。

サプリメントは医薬品ではないため、飲み方やタイミングなど神経質になる必要はありません。健康をサポートしてくれるものであることを理解し、ハツラツとした毎日、人生を送る助っ人として上手に付き合いたいですね。

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