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意外と知らない?「栄養」と「栄養素」の違いとは

テレビや広告などで、「栄養たっぷりです」「1日分の栄養が取れる!」このような言葉を耳にしたことはありませんか?この言葉を聞いて違和感を覚える方は少ないと思いますが、実は使い方としては誤った言い方なのです。

では、正解はというと、「栄養素たっぷり!」「1日分の栄養素が取れる!」これが適切な表現です。日常的によく使われている言葉ではありますが、「栄養」と「栄養素」は混同されやすく、その違いを知っている方は少ないのではないでしょうか。

今回は、似ているようで実は全く違う、「栄養」と「栄養素」の違いについて解説します。まずは「栄養」と「栄養素」それぞれの意味を確認しましょう。

栄養とは?

“生体が物質を体外から摂取し、消化、吸収、さらに代謝することにより、生命を維持し、健全な生活活動を営むこと”(厚生労働省サイトより引用)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/pdf/info03k-04.pdf

厚生労働省のサイトで栄養についてはこのように記載されていますが、少し難しく感じますよね。

簡単に言うと、私たちは食品を通し、生きていく上で必要な栄養素を摂取しています。
体内に取り込まれた栄養素はエネルギーに変えられ、体を作るもととなったり、体の具合を整えてくれます。このように、私たちが生命を維持し、毎日を健康で過ごせるために必要な生命活動を、栄養と言います。

栄養素とは?

健康的な生活を送るためには、日々の食事を欠かすことはできません。なぜなら、私たちは食品を通して、栄養素を摂取しているからです。栄養素とは、生命活動である栄養の源になる成分のことです。

私たちが生きていく上で必要な栄養素は、約50種類あると言われています。どの栄養素も、健康な体を作る上では欠かせない大事な成分です。栄養素は『たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル』の5つに大きく分類され、それらは『5大栄養素』と呼ばれています。

中でも特に重要なのが、エネルギー源となる『たんぱく質・脂質・炭水化物』などの『エネルギー産生栄養素(3大栄養素)』と呼ばれる3つの栄養素です。
健康な体を保つためには、好きなものばかり食べるのではなく、さまざまな栄養素を含んだ食品をバランスよく摂取することが大切です。

栄養と栄養素の違いとは?

混同されやすい「栄養」と「栄養素」結論から言うとその違いは、栄養とは「状態」のことであり、栄養素とは栄養の源になる「物質」のこと。つまり栄養とは、私たちが体外から摂取した栄養素が、どれだけ体内に維持され、代謝されているかなどを示す生命活動であり、それによる身体の状態を指します。

そして栄養素とは、栄養の状態を維持するために必要な、タンパク質や炭水化物などの体外から摂取する成分のことを表します。

栄養素バランスが大切なわけ

栄養素は不足しがちなことに意識が向きやすいですが、摂取し過ぎても栄養過多となり、体に悪影響を及ぼす原因となります。

栄養素はそれぞれが大切な役割を持ち、互いに関係しながら支えあうことで、私たちの体を強くしてくれます。

過剰摂取や不足により栄養素のバランスが崩れると、生活習慣病などの思いがけない病気を引き起こす要因になることもあります。
摂取量は、少なすぎも多すぎも良くありません。
何事も大切なのは、やはりバランスですね。

意識を持つ、まずはそこから始めよう

健康を保つためには、ただ栄養素を摂取すればいいというのではなく、その受け皿となる、生命活動である栄養を、きちんといい状態に保つことが重要です。

「栄養」と「栄養素」このふたつがうまく作用してこそ、私たちは健康な生活を送ることができ、これから先の健康寿命を延ばすことにも繋がります。

そのためには、意識を持つことがとても大切です。まずは、栄養素のバランスを考えた食生活から始めてみませんか?小さなできることからで大丈夫。意識を持った瞬間からあなたはもう、変わり始めています。

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