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米粉と小麦粉の違いとは?小麦粉を米粉に変えて体の中から美しくなろう

米粉と小麦粉の違い

小麦粉の代用として話題の米粉。ダイエットによいとか、グルテンフリーということばは聞いたことがあるけれど、小麦粉との違いはよく分からない…なんて方も多いのではないでしょうか。今回は、知っているようで知らない米粉と小麦粉の違いを解説します。

米粉と小麦粉の違い

米粉とは

米粉とは、お米を細かくして粉状にしたものです。栄養価は小麦粉とあまり変わりませんが、グルテンが含まれていません。グルテンとは、小麦粉に含まれるグルテニンとグリアジンという2つのたんぱく質に、水が合わさってできるネバネバした網目構造のことです。

米粉は、グルテンフリー生活をしている人に重宝されています。グルテンフリーは、もともとはグルテンが体に合わない人のための、小麦粉を摂取しない食事療法のことでした。しかしグルテンフリー生活をした人が無理なくきれいに痩せられたことから、グルテンフリーはダイエットをしたい人からも注目を浴びるようになりました。

米粉は特殊な製法を用いて作られているため、小麦粉と比較すると約3〜5倍の価格で販売されています。しかしパン生地に使用すると、もちもち・しっとり・ずっしりとした食感になり、小麦粉よりも腹持ちがよいのです。

小麦粉とは

小麦粉とは、小麦を細かくして粉状にしたものです。たんぱく質の含有量で強力粉
・準強力粉・中力粉・薄力粉に分類され、料理によって使い分けられます。主な用途は強力粉:パン、準強力粉:パスタ、中力粉:うどん、薄力粉:ケーキなどです。

価格は米粉と比較すると安く、基本的にはどこのスーパーでも置いているので買いやすいです。パン生地に使用すると、ふんわりとした軽い食感になります。

米粉のメリット

ダイエットに効果があり腸内環境を整える

米粉はダイエットによいとされています。米粉は、粉末時のカロリーは小麦粉とほとんど変わりませんが、パンに使用すると小麦粉よりも約100kcal低くなります。油の吸収率も低く、小麦粉が38%であるのに対して米粉は21%です。揚げ物を作る際は、米粉を使用することでヘルシーに仕上がります。

また、米粉には腸内環境を整える効果もあります。お米は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の特徴をどちらも持ち合わせている、レジスタントスターチというでんぷんを体にたくさん供給してくれます。加えて米粉にはグルテンが含まれていないので、腸にへばりつくことがなく排泄を妨げません。腸内環境がよくなれば、美肌にもつながりますよ。

料理が楽になる

小麦粉を米粉に変えると料理が楽になるメリットもあります。米粉はさらさらとしてダマになりにくいので、お菓子作りの粉をふるう工程を省くことができます。パンを作るときには、小麦粉に比べて発酵時間が短く済みます。米粉はグルテンの膜が形成されないので、長時間発酵させるとガスが逃げてしまうのです。

また、後片付けも楽です。米粉は粒子が細かく水に溶けやすいので、ボウルなどについていても水でさっと洗い流すことができます。

小麦粉を米粉で代用して料理をする際に注意すべきこと

小麦粉の代用として米粉を使用する際は、米粉の分量を小麦粉と同じにしてはいけません。
小麦粉と同じ分量で作ると、パサつきが出てしまいます。基本的には小麦粉よりも1~2割減らして使用するのがよいですが、米粉用のレシピで作る方が失敗するリスクを減らせるのでおすすめです。

米粉で代用できる料理は、パン・クッキー・シフォンケーキ・お好み焼き・揚げ物などたくさんあります。レシピはネット上に豊富にありますし、いろいろな書籍も販売されていますので、ぜひ挑戦してみてください。

まとめ

グルテンフリーが注目されたことで重宝されている米粉。価格は高いものの、ダイエットや腸内環境を整える効果があります。また、小麦粉に比べると料理が楽になるメリットも。小麦粉を米粉に変えて、体の中から美しくなりませんか。

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