コラム

美味しく飲んできれいに!「赤ワイン」と「白ワイン」の違いとは?

赤ワインと白ワインの違い

様々な食材とあわせて楽しむワイン。赤と白がありますが、見た目や味以外にどんな違いがあるかご存じですか?
今回は「赤ワイン」と「白ワイン」の違いについて解説をしていきます。

「赤ワイン」と「白ワイン」の違い

ワインに色の違いがある理由

赤ワインの赤色は、主にブドウの果皮に含まれるポリフェノールの一種「アントシアニン」に由来します。

赤ワインと白ワインは製造方法が異なり、赤ワインは赤や黒いブドウの実、果皮、種を一緒に発酵させるのに対し、白ワインは黄色や緑のブドウを使用し、果皮や種を用いず、果汁だけを発酵させてつくります。

果皮に含まれるポリフェノールは、ブドウに含まれるポリフェノール全体の20〜30%。残りの70%近くは種に含まれ、果汁にはポリフェノール類は少量しか含まれません。白ワインの色が薄いのは、このためです。

栄養価の違い

ブドウに一番多く含まれるポリフェノールは、アントシアニン類やカテキン類など、フラボノイド類と言われる化合物です。

赤ワインと白ワインのポリフェノール量は下記のとおり。

・赤ワイン:80〜300mg/約100ml
・白ワイン:25〜80mg/約100ml

ポリフェノールを摂取したい場合は、果皮や種のポリフェノールが抽出されている赤ワインが効率的。

一方、白ワインのポリフェノールは赤ワインに比べると少量ですが、実は赤ワインのポリフェノールに比べて分子が小さく、体内に吸収されやすいという利点があります。

その他、赤ワインと白ワインで含有量に大きな違いがある成分は、カリウム(赤ワイン:110mg、白ワイン:60mg)ですが、カルシウムは赤ワイン:7mg、白ワイン:8mg、マグネシウムは赤ワイン:9mg、白ワイン:7mg、カロリーはどちらも73kcalと、その他の主な成分に大差はないと言えます(可食部100g=100.2mLあたり)。

文部科学省 食品成分データベース(日本食品標準成分表2015年版(七訂)) 第2章 日本食品標準成分表
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365297.htm

活性酸素により細胞の酸化が進むと、細胞が老化し、シミやシワを引き起こす可能性があります。ポリフェノールは、抗酸化作用によって体内の活性酸素の働きを抑制。加えて血流を促す点でも、美肌や冷え対策効果が期待できるでしょう。

ポリフェノールの中でも「レスベラトロール」という成分は、脂肪代謝促進や抗がん作用を持ち、美肌効果も期待できるというもの。ブドウの果皮、種にも含まれ、多くの健康食品や化粧品に使用されています。

それぞれの良い点と活用法

赤ワインと白ワインそれぞれの良い点と、効果的な摂り方をみていきましょう。

「赤ワイン」の良い点と活用法

ポリフェノールは熱に強く、加熱しても失われないと言われています。そのため、そのまま飲んで味わうだけでなく、ホットワインや煮込み料理などの加熱調理にも活用可能です。

アルコールが苦手な方がポリフェノールを摂りたいなら、赤ワインをそのまま飲むより、煮込み料理などに使用し、アルコールを飛ばして摂るといいでしょう。

ポリフェノールは色素や苦味の成分なので、渋みの強いワインほど多く含まれています。ポリフェノールをしっかり摂るなら赤の「フルボディ」がおすすめです。

「白ワイン」の良い点と活用法

白ワインの特徴として、強い殺菌力が挙げられます。これは、酒石酸、リンゴ酸などの有機酸の働きによるもの。赤痢菌、サルモネラ菌、大腸菌など食中毒を引き起こす菌に有効であるため、食事と共に楽しむことで、食中毒のリスクを減らすことができます。

生牡蠣などの魚介類に合わせることの多い白ワインですが、味わいが合うということだけでなく、理にかなった飲み方なのですね。

また、有機酸には悪玉菌を抑えることによる「整腸作用」があり、カリウムには血圧降下作用、利尿作用、便秘解消効果が期待できます。

参考:スパークリングワインと白ワインの栄養価は同じ?

スパークリングワインは、白ワインを瓶の中で二次発酵させることで二酸化炭素が生じたもの。栄養価は白ワインに近いと言えますが、二次発酵の間にポリフェノール、アスパラギン酸、ヒスチジン、リジンなど多くのアミノ酸成分が抽出され、一次発酵の段階より、これらの量が増えています。つまり、白ワインよりも栄養成分が多いのです。

ちなみに、スパークリングワインをつくる際に白ワインが使われるのは、色が薄くアルコール度数が低いほど発泡しやすい特性が活かされているため。

※安価なスパークリングワインの中には、後から炭酸ガスを添加したものもあり、その場合上記の内容は当てはまりません。確実な見分け方はありませんが、瓶の中で発酵させるにはコストがかかるため、価格によってある程度判別できるでしょう。

まとめ

古くから、理にかなった飲み方をされてきたワイン。
厚生労働省では、アルコール摂取量の基準として「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては『節度ある適度な飲酒』として、1日平均純アルコールで約20g程度」としています(ttps://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b5.html)。
適量を守って楽しみながら、美容と健康に活かしていきたいですね。

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