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夏バテ対策、さっぱり食べられる肉料理5選!

次第に暑くなっていくこれからの季節。暑い夏を乗り切るためにも疲労回復やスタミナ補給は欠かせません。今回は、暑くて食欲がない日でも食べられるさっぱりとした肉料理から、がっつり系のおかず、おつまみや副菜にもなるおすすめレシピなど、暑い夏にぴったりな肉料理を紹介します。

鶏肉を使ったレシピ

夏は汗をかくからと水をたくさん飲む人も多いのではないでしょうか。そうすると、水でおなかが膨らんでしまい、食欲も落ちて素麺や冷やし中華などの単品メニューが多くなりがち。そうすると、疲労回復や代謝に必要なビタミンやミネラル、たんぱく質が不足してしまうのです。
鶏肉、特にむね肉やささみは脂も少なく高たんぱくで消化にも優れているため、暑い夏でもさっぱりと食べることができますよ。

蒸し鶏の中華サラダ

材料(2人前)

鶏むね肉 100g
料理酒 大さじ1
水菜 2束
長ねぎ 10cm

(A)鶏ガラスープの素 小さじ1
(A)ごま油 小さじ2
(A)いりごま 小さじ1
七味唐辛子 小さじ1/4

作り方
準備. 鶏むね肉は余分な皮や脂、筋を取り除いておきます。
1. 水菜は根元を切り落とし4㎝幅に切ります。
2. 長ねぎは半分の長さに切り、縦に切り込みを入れます。中の青い部分を取り除いて千切りにし、水に10分程さらして水気を切ります。
3. 耐熱皿に鶏むね肉をのせて、フォークでまんべんなく穴を空け、料理酒を入れ、ふんわりとラップをかけます。500Wの電子レンジで5分程加熱し、粗熱を取り、一口大に割きます。
4. ボウルに(A)を入れ、よく混ぜ合わせ、1、2、3を入れ、全体に味がなじむまで和えます。
5. 器に盛り付け、七味唐辛子をかけて完成です。

レンジだけで作れる蒸し鶏は、暑い夏にぴったりのレシピ。水菜のシャキシャキとした食感と、長ネギの風味、それに七味唐辛子のピリッとした辛さがアクセントになっています。鶏むね肉の代わりにささみを使ってもヘルシーですね。辛いのが苦手な人は七味唐辛子の量を調節してください。

鶏肉の梅肉和え

材料(2~3人前)
鶏もも肉 400g
(A)梅干し 大3~4粒(あればペースト状の練り梅大さじ2)
(A)ポン酢 大さじ3
(A)みりん 大さじ2

作り方
 1.梅干しは種を取り、包丁の背やスプーン等でたたいてペースト状にしておきます。(もともとペースト状になっている練り梅を使うと便利です)
 2.鶏もも肉は一口大に切り、フォークなどで数か所穴をあけます。
 3.保存容器などに(A)の材料をいれて混ぜ合わせ、2.の鶏肉を入れて20分以上漬け込みます。
 4.熱したフライパンにサラダ油を入れて熱し、室温に戻した3.の鶏肉を入れたら、くっつかないよう広げながら弱火で焼きます。表面が焼けたところで漬け汁をかけ、沸騰させながら全体に味を絡ませたら完成です。

暑くて食欲がわかないという日でも、酸味を使ったレシピはさっぱりと食べることができるのでおすすめです。酸味のもとであるクエン酸は、疲労を回復させるのに欠かせない成分。お酢を使ったり、梅肉で和えたりすることで、美味しく疲れをいやすことができます。血液をサラサラにしたり、ミネラルの吸収を促進させるなど、さまざまな効果もあるのがうれしいですね。

豚肉を使ったレシピ

食欲がないからと素麺や冷ややっこのようにさっぱりしたものばかり食べていると、ビタミンが不足してしまい、気が付いたら夏バテしてしまっていたなんてことも。疲れやすい、怠いといった夏バテの症状は、ビタミンB1が不足することで起きるともいわれています。豚肉は、ビタミンB1が豊富に含まれているため、夏におすすめの食材といえるでしょう。

豚しゃぶサラダ

材料(2人前)
豚肉(しゃぶしゃぶ用) 150g
料理酒 適量
塩 少々
レタス、水菜、プチトマト、パプリカなど(サラダミックスでもOK) 好きなだけ
ポン酢 適量

作り方
 1.野菜は洗い、食べやすいように大きさを揃えておきます。
 2.大きめの鍋にお湯を沸かして、料理酒と塩を加え、ひと煮立ちしたら豚肉を1枚ずつくぐらせて、火が通ったらざるにあげます。
 3.大きめのお皿に野菜を盛り、その上から2.の豚肉をのせます。
 4.食べる直前にポン酢をかけたら完成です。

調理のポイント
豚肉を茹でるときは、水1リットルに対して、塩:小さじ1、酒大さじ2くらいの分量がベストです。こうすることで、臭みが消え、塩味が肉のうまみを引き立てます。酒と塩は茹でる直前に入れましょう。
また、早く冷ましたいからと茹でた豚肉を水にさらすと水っぽくなってしまいます。ざるにあげたらうちわであおいだり、扇風機の風を当てたりして冷ますとよいでしょう。食べる直前に冷蔵庫で冷やしてもよいですね。ただ、あまり冷ましすぎると脂身が固まってしまうので、冷蔵庫に入れる時間は長くても30分程度を目安にした方がよいようです。
味付けはポン酢の代わりに市販の胡麻ドレッシングや昆布だしなどをかけても美味しいですよ。

豚肉のネギびたし

材料(2~3人前)
豚肉(しゃぶしゃぶ用) 400g
小葱1/3束
玉ねぎ1/4個
(A)塩 少々
(A)ブラックペッパー 少々
味ぽん 大さじ3

作り方
 1.小葱は根元を切り落として小口切りに、玉ねぎは皮をむいて薄切りにします。
 2.室温に戻しておいた豚肉に、(A)をまんべんなく振りかけます。
 3.フライパンに少量の油を入れて熱し、玉ねぎと2.の豚肉を入れ、中火でしっかりと炒めます。
 4.キッチンペーパーなどで軽く押さえて余分な脂を切ります。
 5.保存容器に4を入れ、味ぽん、小葱を入れて全体を軽く和えたら完成です。

豚キムチ

材料 2人分
豚バラ薄切り肉 200g
ニラ 1/3束
玉ねぎ 1/2個
キムチ 100g
ごま油 小さじ1
めんつゆ(3倍濃縮) 小さじ1

作り方
1. 豚肉とキムチは一口大に、ニラは3cm程度に、玉ねぎは薄切りにします。
2. フライパンにごま油を入れて熱し、豚肉、玉ねぎを入れて肉の色が変わるまで中火で炒めます。
3. キムチを加えて混ぜ、ニラ、めんつゆを加えて火を通す程度に炒めて完成です。

夏バテ対策にはとにかく肉!だけではなくて、野菜を組みあわせることでビタミンB1の吸収をアップさせるだけでなく、ミネラル分も補給することができるのでおすすめ。特に、ニンニクやネギ、ニラ等に含まれるアリシンは汗で流れてしまいがちなビタミンB1を長く身体にとどまらせる効果もあります。
野菜と豚肉をうまく組み合わせて、バランスよく栄養をとっていきましょう。

まとめ

暑い日が続くと、寝苦しくなったり、食欲がなくなったり、疲れやすくなったりと、いわゆる夏バテ症状が出やすくなります。また、暑い時期は冷たいスイーツや飲み物ばかり取ってしまうことも。冷たい食べ物や飲み物をとると、一時的に身体が冷えますが、炭水化物や糖質過多になりがちです。栄養バランスが崩れると、疲れやすくなったり体調を崩してしまうなんてことも。そうなる前に、ビタミンやミネラル、たんぱく質をバランスよく摂ることが大切です。
夏は、屋外の暑さとクーラーの効いた室内の温度差で自律神経が乱れやすくなりがちでもあります。バランスの取れた食事だけでなく、十分な睡眠やこまめな水分補給も忘れずに。しっかり食べて、しっかり寝て。しっかり飲んで、夏バテせずに乗り切りましょう。

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