暑くなってきました。外を歩いているときは暑くて汗をかいていても、屋内に入るとエアコンが効いていて冷えてしまった、なんていう経験がある人も多いのではないでしょうか。また、天気予報をあてにしたら雨に降られてしまい、そのままエアコンの効いた室内へ入ったら風邪をひいてしまった…なんていうこともあるかもしれません。
さらに、冷えるからと重ね着をしたら少し動いただけでも汗をかいてしまい逆効果になることも。いろいろなアイテムを紹介しますので、TPOに合わせて使い分けていきましょう。
3つの"首"を出さないように
3つの首とは、「首」「手首」「足首」のこと。当然、くびれと言われるお腹も冷やしたらダメですよ。この「3つの首」を冷やさないよう気を付けることで、冷え防止になりますし、身体もぐっと楽になるんです。
ストール
首を冷やさないためのストールは、薄手で大き目の物を選ぶとよいでしょう。また、夏用のネックウォーマーなどもおすすめです。冷感素材や麻混のもの、ドライタッチなど、様々なアイテムがありますね。好みに合わせて選ぶとよいでしょう。メッシュや透け感のある素材を選ぶと見た目も涼しげです。
アームウォーマー
日焼け防止のために、アームウォーマーを付けている人も増えてきました。室内でも袖口から入ってくる冷気は体を冷やしてしまいます。身体が冷房になれるまではしばらくつけたままにしておくとよいでしょう。通気性のよいものや、冷感素材のもの。手袋タイプになっているものや手の甲までのものなど、様々な種類があります。くるくる丸めてコンパクトに持ち運べるので、かさばらないのもよいですね。
ソックス
暑いからと裸足でいたら足首から冷えてしまった、なんていう経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。そんなときは、くるぶしくらいの丈のソックスを履くと冷えを避けられますよ。ムレが気になる場合は薄手で通気性の良い素材を選ぶとよいでしょう。シースルー素材やコットン素材などおススメです。
レッグウォーマー
冷房の冷たい空気は、下の方にたまりがち。靴下だとつま先が蒸れてしまうけど、足回りは温めたいというときにはレッグウォーマーがおすすめです。冷房の効いたオフィスや、リラックスタイムなど、使う場所によって様々なデザインがあります。また、温める場所によって長さや素材が違うのも特徴のひとつ。オーソドックスなものは、足首からふくらはぎを温めるタイプですが、膝やふとももをピンポイントで温めたり、足全体を温めるタイプなどもあります。どんな時に使いたいのか考えてから購入するとよいでしょう。
インナー
冷え性さんはインナーにも気をつけたいところ。汗をかいたまま冷房にあたってしまうのも冷える原因のひとつです。また、夏に着たいゆったりとしたワンピースは涼しくてよいのですが、裾周りや襟元から冷気が全身に入って来るため冷えてしまうことも。そんなときには、冷感素材やドライタッチのもの、あるいはシルクなどの肌触りの良いインナーを選んで快適に過ごしましょう。
タンクトップ・キャミソール
汗とりパッドつきのものや、薄くて軽い吸汗速乾生地のものがおすすめです。軽い着心地で汗をかいてもべたつきにくくなりますよ。制菌効果や抗菌防臭効果のある素材のものも汗のにおいを軽減してくれます。背中が高めにできているものも背中の汗対策ができますね。
ハラマキ
薄手の腹巻きは、一年中使える便利アイテムです。タンクトップを着るのは暑すぎるという場合でもおなか回りを温めるために使えるのでおすすめです。薄手素材ならアウターにも響きにくいのでさりげなくおなか回りを温めることができます。締め付けすぎず、ずり落ちてこないようリブ素材の物を選ぶとよいでしょう。
レギンス・ショーツ
腹巻き付きショーツや一分丈のレギンスなども冷え対策に使えるアイテムです。腹巻きショーツは腹巻きとショーツが一体化したもので、ボディーウォーマーパンツとも。胸下あたりまでリブ素材になっているものも多く、おなかや腰回りをすっぽりと温めることで冷えを防いでくれます。選ぶときは、締めつけ感の少ないストレッチ性の高いものがよいでしょう。
はおりもの
カーディガンや薄手のシャツは、冷房などによる冷え対策だけでなく、紫外線から肌を守ってくれる役割もあります。肌触りや通気性だけでなく、TPOや、脱いだ時にどうやって持ち運ぶのかも考えて選ぶとよいでしょう。
カーディガン
カジュアルにもフェミニンにも着こなせるカーディガン。さっと羽織るだけでオシャレに見えますし、冷房対策にもなる優れモノです。素材もコットンやリネン、ニットなどさまざまです。最近では、速乾性に優れたものや撥水加工がされているハイテク生地を使ったものもあるようです。コンパクトにまとめられるものを選ぶとかさばらなくてよいですね。
シャツ
前開きのシャツも冷房対策にピッタリのアイテム。ふんわりとしたシャツはワンピースの上に羽織ったり、パンツスタイルに合わせたりもできる万能アイテムです。また、襟付きのシャツならきちんと見せたい時にも使えます。風通しのよいコットンやコットンリネンのものがおススメですよ。
ジャケット
ジャケットというと、オフィスの定番アイテムと思われがちですが、ふんわりとしたワンピースに合わせれば、かわいらしさの中にきちんと感を出すこともできるおすすめアイテムです。袖をまくって、少し着崩してみるのも素敵です。さらっと羽織れる軽素材のものやシワになりにくい素材を選びましょう。
パーカー
カジュアルに着こなせるパーカーはオフの日のトレンドアイテム。スカートにもワンピースにも、パンツスタイルにも合わせることができますし、シワになりにくいニット素材のものが多いのもGood。UV加工されているものも多いので一枚あると便利ですね。
ブランケット
やはり外せないのがブランケットです。足元からの冷えを防いでくれるので、オフィスに常備しているという人も多いのではないでしょうか。オフィス用のブランケットは、なるべく足首まで覆える大きめの物を選ぶとよいでしょう。膝にかけて足首まで温めるだけでなく、肩に羽織ることで冷房の直撃を避けることもできます。ブランケットとストールの大きな違いは、基本的に屋内に置いておくものなのか、持ち歩くものなのかというところにあります。夏場のストールは外で首に巻いたり羽織ったりして使うため、薄手素材のものがおすすめですが、ブランケットは屋内メインで使うものなので肌触りや大きさ重視で選んだ方がよいでしょう。軽い素材のものなら、羽織ったときに重みも感じにくいのでおススメですよ。片面が起毛タイプのリバーシブル生地のものや、フリース素材のものなど、さまざまなタイプがありますから好みに合わせて選んでくださいね。
さいごに
外を歩いていると暑くて汗をかき、屋内に入ると冷房で冷えてしまう夏。どうしても体調を崩しがちですよね。そんな夏も、冷房対策アイテムを使いこなすことでより快適に過ごすことができるようになります。ぜひ、ライフスタイルに合わせたお気に入りのアイテムを探してみてください。