美容室でカットしたいと思った瞬間、こんな髪型にしたいなという気持ちが湧くでしょう。
しかし、思うような髪型にならなくて落ち込んだ経験もあると思います。
では、美容師に希望の髪型をどのように伝えれば実現できるのでしょうか?
様々な角度から検証してみましょう。
◆自分の頭の特徴を掴んでおくこと
美容室へ求める前に、まずは自分の頭の特徴を知ることが重要になってきます。
頭の形を想像するのは難しいかもしれませんが、左右が対称なのか非対称であるかが分かりやすいでしょう。
顔型は大きく4つに分けることができます。
・丸型
童顔で可愛らしい印象。顔の縦・横の長さがほぼ同じ。顎が丸くて頬がふっくら。
・面長型
地味な印象。目と目の間隔が狭くて老けて見られることも。
・ベース型
平面的で骨っぽい。エラ・ハチが張っている。
・三角型
とがり気味の長いあご。きつく見られることもある。
いろんな顔型があるものの、卵型を理想とするのが一番だと言われています。
あるスタイリストによると「どんなヘアスタイルでも似あう理想の顔型が卵型。これに近づけるためには、髪型のシルエットを『縦横の比率が3:2』の『ひし形』に近づけることが大切」と似合う髪型のポイントを話します。
鏡の前で頭や顔の形を把握し、全体のシルエットが卵型になるためにはどうすれば良いのか。
妄想も込みで考察されてみてはいかがでしょうか。
◆美容室の特徴を事前に知ること
美容室を選ぶ前に、美容室の特徴を事前にリサーチすることも大切です。
厚生労働省が2019年10月に発表した「平成30年度衛生行政報告例の概況」によりますと、美容所(美容室)は25万1,140施設と発表されました。
同時期のコンビニ店舗数が全国で5万5,688店舗ですので、美容院の数はコンビニの約4.5倍存在しています。
星の数ほどあるといわれる美容室のリサーチを事前にするのは困難だと言われています。
ただ、皆さんが美容室へ何を求めているのかによって、ある程度絞ることができるのではないでしょうか。
例えば、
・スピード重視
・ゆったりとした空間
・商材へのこだわり
・丁寧なカウンセリング
・ショートカット、ロングヘアが得意
・再現しやすいカット
・リラクゼーションが充実
などが挙げられます。これに加えて、自宅や勤務先近くなどの地域性が入るでしょう。
地域性と皆さんが最も重要としている条件で、検討してみてはいかがでしょうか。
◆美容師と有効なコミュニケーションを図ること
皆さんが決めた美容室へ行くことができたとしても、美容師と有効なコミュニケーションを図ることができるのかがポイントになります。
皆さんは様々なイメージや妄想を持ちながら、美容室へ行くことになるでしょう。
ただ、イメージ先行型で美容室に入ると、イメージ通りでなかった部分に目が移ってしまいます。
皆さんで決めた美容室かもしれませんが、まずは真っ白な気持ちで店に入ることをお勧めします。
もちろん、希望の髪型を美容師にきちんと伝えることは大事なことですが、皆さんは美容師ではないということを肝に銘じておかないといけません。
美容師は免許を取得しているプロですから、様々な技術と知識を蓄えています。
美容師へ髪型に希望を伝えながら、美容師のアドバイスにも耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
美容師は皆さんの希望を聞きながら、頭の形や毛量、毛質をチェックし、自らの目線で似合う髪型を模索しています。
それが皆さんの希望と合致すれば問題が起こることは無いでしょう。
皆さん自身が似合うと思う髪型と、美容師から見た皆さんの似合う髪型は違うと言われています。
美容師はプロですから、自らの技術を駆使してお客さんのベストだと思われる髪型を作りますが、出来上がった髪型が皆さんの望む髪型であったのか。
美容師と有効なコミュニケーションを図れていれば、その部分もクリアできると考えられます。
美容師としても「お客さんを綺麗にしたい」という願望はあります。
意思疎通を図りながら、ベストな髪型を模索するということを共通認識として考えてみてはいかがでしょうか。
髪型以外にも、皆さんが美容室に求めるところはあるはずです。
リラクゼーションが充実しているところであれば、ゆったりとしたひと時を過ごしたいという期待もあるでしょうし、アレルギー体質の方はヘナなどを使った商材があるお店へ行けば、体質の影響でこれまでできなかったことが実現できる可能性もあります。
違うところへ目を向けることで、意外なところから皆さんにとってフィットする美容室が現れるかもしれません。
事前にある程度条件や地域性を加味し、皆さんがコミュニケーションを図りやすい美容師を見つけることで、皆さんにとって理想の髪型は実現できるでしょう。
いずれにしても、美容師と良好な関係を築くことで、皆さんが希望する髪型は実現していきます。
美容師も様々なタイプがいらっしゃいます。
皆さんの夢をかなえる美容師は、事前のリサーチから始まっていると言っても過言ではないでしょう。