顔のパーツの中でも特に目がいきやすく人の印象を大きく左右する目元。昨今ではほとんどの場面でマスクをしており、むしろ目元しか見られないため、特に目元のケアには気を付けたいところ。目元というのは、まぶたや下まぶた、目尻など、年齢が出やすい場所ですが、しっかりとケアをすれば若々しい印象を与えることができます。
年齢を重ねて気になってくるシワだけでなく、クマやくすみなどをしっかりとケアして自信をもって目を合わせて笑いたいと思いませんか?
この記事では、マスク生活の今だから特に気になる目元のエイジングケアについて、おすすめの方法をご紹介していきます。
マスク生活の今、目元のエイジングケアが重要な理由は?
どこへ行くにもマスクが必須で、印象のほとんどは目の印象といってもいいくらいに目が見られています。そのためリップなどは塗らないけれど、アイメイクはしっかりする、という方も多いのではないでしょうか。
普段メイクはしないという方でも、顔全体の印象ではなく目元だけが人目にさらされるため、今までよりもシワやたるみ、トーンが気になるという場面もあるでしょう。目の周りの皮膚は、他のパーツよりも薄いのでシワやたるみが出やすく、その分ダメージも受けやすいのです。メイクなどによるダメージだけでなく、加齢によるくすみやくぼみも気になります。
悩みの多い目元ですが、逆を考えればシワやたるみ、くすみなどをケアすることで若々しい印象を与えることができるということです。しわやたるみなど、一度できてしまったらもうどうしようもないかというと、そんなことはありません。毎日ケアすることでシワやくすみを目立たなくしたり、たるみを改善することもできます。若々しい目元の印象を手に入れるために、目元のエイジングケアはしっかりやっていきましょう。
歳を感じさせない目元とはどんな目元?
年齢を感じさせる目元とはどんな目を思い浮かべますか?
下で加齢を感じさせる印象の特徴と若々しい印象の特徴をまとめました。
目尻のシワ
まぶたが垂れ下がっている
下まぶたがたるんでいる
目が落ちくぼんでいる
くすんで黒ずんでいる
クマがある
目がしぼんで小さく見える
ハリがある
シワがない(または薄い)
くすみがない(または薄い)
たぶたが引き上がってパッチリしている
若々しく見える目元というのは、ハリがあってシワやくすみの少ない目元であることがわかります。
パーツの劣化だけでなく、目の周りの肌のハリも若々しい印象を作るのにとても重要です。
エイジングのサイン。これを感じたら…のバロメーターは?
毎日見ているので自分では気づきにくいけれど、ふとした時によくよく見てみるとなんか老化を感じる‥ということがありますよね。
以下は目元が老化しているサインなので、こんなことを感じたらすぐにでもエイジングケアを始めるのがおすすめです。
・アイシャドウがよれる
・アイシャドウの発色が悪い
・健康なのに疲れて見える
・目が小さくなった
・まぶたが垂れてきた
・目尻が垂れてきた
目のシワやくすみ、たるみ、くぼみなどの原因は?
目元はアイシャドウ、アイライナーやマスカラなど、メイクを塗り重ねる場所でもあります。
その塗り重ねたメイクを落とすためにクレンジングも同じ数だけしなければならず、そのたびにダメージを負っています。特に30代後半から40代くらいの世代は、濃いアイメイクが流行した世代でもあるので、特に目元へのダメージが大きかったと考えられます。目元への積み重なったダメージが、シワや色素沈着につながってしまいます。
化粧水や美容液をつける際に、頬などの大きな箇所よりも凹凸のある目元はおろそかになりやすいというのもあります。また、もともと目の周りは皮脂腺が少ないというのもあり、乾燥しやすいパーツです。
それが加齢によって減少したコラーゲン不足などによって、シワやくぼみ目につながります。老化による顔の筋肉の衰えも関係しています。まぶたを引き上げるミュラー筋や目の周りをぐるりと囲むようにしてある眼輪筋という筋肉の衰えにより弾力が失われ、目がくぼんでしまいます。
つまりメイクやクレンジングによる摩擦、乾燥、老化が主な原因といえます。
どんなケアの仕方がある?おすすめの種類や方法
シワやたるみ、目の落ち込みやくすみなど悩みはいろいろありますが、これらは一つのことに原因があるわけではなく、それぞれに関係し合っています。そのため、できればいろいろな方法を組み合わせて対策をするのが一番効果的です。
シワへのケア
目の周りにシワができる主な原因は乾燥です。
そこで、以下の方法を参考に水分を与え、保湿するのがおすすめです。
1.化粧水をしっかりつける
その際、たるんだ皮膚やシワの間にもしっかりと浸透させるように皮膚を伸ばして入れ込むようなイメージでつけること。
2.パックをする
コットンに化粧水を含ませたものを貼り付けたり、目元専用のパックを使って潤いを与える。
3.アイクリームをつかう
保湿するだけでは不十分ですので、目元専用のアイクリームや美容液を使いましょう。目の周りの皮膚はとても薄いため、強い刺激のものだと逆にダメージになりかねません。専用のアイクリームが断然おすすめです。目の周りの敏感な皮膚へのアプローチをしっかりと研究されているため、デリケートな目の周りの皮膚にハリを与えてくれます。こんなに違うのか!と驚くはず。
たるみ、くぼみ、クマへのケア
目の周りがたるんでくぼんでくる一番の原因は、目の周りにある眼輪筋と呼ばれる筋肉の衰えによるものです。そのため、眼輪筋のマッサージがおすすめです。このマッサージによって、スマホやPCを見続けている現代人の眼精疲労やむくみなどにも効果があるので是非やってみて。
〈眼輪筋のマッサージ〉
ポイントは眉下・目の下のくぼみです。マッサージといってもグリグリ押したり、皮膚にダメージを与えるほどこするのはNG。指の腹でそっと押すくらいの力加減でやさしくマッサージしましょう。
2.目の下のくぼみ、骨のきわに沿わせて、人差し指・中指・薬指の3本指の腹をそっと当てて左右に小刻みに動かす(10秒ほど)
目の上、下ともにマッサージするときには眉頭側と眉尻側の2回に分けて行います。目の周りをぐるりと囲んだ筋肉をイメージしながらマッサージするとわかりやすいですよ。
クマへのケア
クマの主な原因は睡眠不足や目の周りの血行不良によるものが多いようです。しっかり睡眠をとること、そして血の流れをスムーズにすることがクマへのケアに有効です。
そこでおすすめなのが、ホットマスクです。蒸しタオルを目の上にのせて温めることで血流がよくなり、クマを目立たなくします。袋から取り出すだけでホットマスクになる商品なんかもあるので、気楽に取り入れてみましょう。
目の上にあたたかいタオルをのせると、身体中から力が抜けるようにリラックスできますよ!一方、色素沈着が原因でクマになっていることもあります。色素沈着の原因は紫外線によるもの、化粧によるものが主です。紫外線対策をとること、ターンオーバーを促すビタミンA配合の化粧水などで長期的にケアしていきましょう。
さいごに
これまでよりも目元が見られている昨今。気にはなっていたけど、なんとなく見過ごしてきた、手遅れかもしれないと諦めていた、なんていう方もいるかも。顔は日頃からコツコツと手入れをしていると、驚くほどよくなっていくものです。
シワやたるみも決して諦める必要はなく、今が一番若い時なので今すぐ始めてみてはいかがでしょうか?これからさらに歳を重ねたとき、ケアをしている人としていない人では目元の若々しさが違ってきます。きっと「あのときケアを始めてよかった」と思う日がくるはずです。