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納豆を食べるなら粒より断然ひきわりがおススメ!

「粒納豆」と「ひきわり納豆」で、栄養価に差があるのをご存知でしょうか?実は「ひきわり納豆」の方が「粒納豆」よりも1.5倍も高い栄養素があるのです!納豆は種類や食べ合わせを工夫するだけで、栄養をより多く摂取することが可能な食品。今回はこの2種類の納豆の違いと、栄養を逃さない食べ合わせについて解説していきます。

粒納豆とひきわり納豆の違いは?
まずは「粒納豆」と「ひきわり納豆」の違いを知っていきましょう。

製造方法の違い

「粒納豆」はいわゆる普通の納豆で、大豆の粒が潰れていない物を「丸大豆納豆」と言います。「ひきわり納豆」は大豆が割ってある物を指します。
「ひきわり納豆」は出来上がった「粒納豆」を刻んで作られるわけではありません。「ひきわり納豆」は発酵前に大豆を細かくすることで、大豆の発酵面積が「粒納豆」よりも増えるため、栄養価も増加するのです。

栄養価の違い

「粒納豆」と「ひきわり納豆」では、ビタミンKの含有量に1.5倍もの差があります。

ひきわり納豆:930μg
粒納豆:600μg

納豆に含まれる栄養素はビタミンK以外にも、たんぱく質やカルシウム、鉄分、マグネシウム、食物繊維、ビタミンB1などがあります。

また「ひきわり納豆」には、認知症予防に効果のある、スペルミジンが豊富に含まれています。納豆を食べるなら断然「ひきわり納豆」がおすすめです!

納豆と相性の良い食材

納豆と組み合わせる食材によって、疲労回復や腸内環境を整える効果が期待できるものもあります。

納豆と相性の良い食材は以下の通りです。
ネギ
キムチ
長芋
チーズ
アボカド
牛乳

納豆+ネギは血液がサラサラになる

納豆とネギを一緒に食べると、血液をサラサラにしてくれる効果が倍増します。これはネギに含まれる「硫化アリル」という物質が納豆と合わさることで効果を高めてくれます。また「硫化アリル」はビタミンB1の働きを助ける作用もあり、疲労回復にも効果がありますよ。

納豆+キムチは新陳代謝を促進する

キムチに含まれる「カプサイシン」は納豆と一緒に食べることで、血管を広げて血流が良くなり、新陳代謝を促進してくれます。また、発酵食品は腸内環境を整えてくれる効果があります。納豆とキムチはどちらも発酵食品で、とても相性の良い食べ合わせだと言えますね。

納豆+長芋は腸内環境を整えてくれる

長芋には「レジスタントスターチ」が多く含まれており、腸内環境を整える善玉菌を増やしてくれますよ。また、長芋に含まれる「ジアスターゼ」や「アミラーゼ」などの消化酵素を一緒に摂ることで、便秘解消、肥満の予防にも効果を発揮します。

納豆+チーズは代謝アップに効果的

チーズと納豆の栄養価は似ていて、どちらも「たんぱく質」が豊富に含まれています。「たんぱく質」は筋肉や臓器を構成するのに欠かせない栄養素の一つです。代謝が下がると肌荒れや冷え性の原因に。納豆とチーズを組み合わせることで、効率よく「たんぱく質」を摂取することができますよ。

納豆+アボカドは肌や髪の調子を整えてくれる

アボカドには「ビタミンE」が含まれており、強い抗酸化作用があります。納豆に含まれていない栄養素が豊富に含まれるアボカド。シミやシワの肌トラブルを防いでくれたり、丈夫な髪の毛を作ってくれたりします。血行を良くする働きにより、肩こり改善にも効果的ですよ。

納豆+牛乳は骨粗鬆症の予防におすすめ

ひきわり納豆には多くの「ビタミンK」が含まれていますが、牛乳と同時に食べることで「カルシウム」の吸収を促進してくれます。「カルシウム」を骨に供給するには「ビタミンK」を一緒に摂る必要があり、ひきわり納豆と牛乳は相性抜群。骨を強くして、骨粗鬆症の予防におすすめの組み合わせと言えるでしょう。

納豆と相性の悪い食材

納豆と組み合わせる食材によっては、栄養の吸収を阻害してしまうこともあります。

納豆と相性の悪い食材は以下の通りです。

生卵(卵白)
熱々の白米

納豆+生卵(卵白)は美肌効果の妨げになる

納豆に含まれる「ビオチン」はビタミンBの一種で、皮膚や爪、髪の健康にも欠かせない栄養素です。しかし、体内で「ビオチン」を作ることはできず、食品から摂取する必要があります。そんな「ビオチン」は卵白に含まれる「アビジン」と相性が悪く、一緒に食べることで「ビオチン」の吸収が阻害されてしまいます。納豆と生卵を一緒に食べる場合は、卵黄だけにした方が、より高い栄養効果を得られますよ。

納豆+熱々の白米は病気の予防を阻害する

納豆にだけ含まれる酵素の「ナットウキナーゼ」は熱に弱く、70℃以上になると死んでしまいます。脳卒中や心筋梗塞などの病気を予防する「ナットウキナーゼ」の効果を期待する場合、炊きたてのご飯(約80℃)と合わせて食べることは避けた方がいいと言えるでしょう。

まとめ

今回は「粒納豆」と「ひきわり納豆」の製造方法、栄養価の違いについて解説しました。ビタミンKの含有量が多い「ひきわり納豆」を選んで食べることをおすすめします。

また、納豆と組み合わせる食品によって、疲労回復や代謝促進などの身体に良い効果を期待できる栄養素を摂取することができますよ。

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